悲観主義[PESSIMISME]
[これ] は自然的なものであってその証拠[PREUVE]に満ちている。
何となれば人は誰でも煩悶[chagrin]、苦悩[douleur]、病気、或いは死を決して免れ得ないからである。
元来悲観主義は、現在は不幸ではないがこれらの事柄を予見している人間の判断である。悲観主義は自ずから体系の形をとって表現され、(そう言ってよければ)好んであらゆる計画、あらゆる企て、あらゆる感情[SENTIMENT]の悪い結末を予言する[:PREDICTION]ものである。悲観主義の根底は意志を信じないことである。楽観主義は全く意志的である。
楽観主義[OPTIMISME]
生来の悲観主義[PESSIMISME]をしりぞける為の意志的判断。
ひとつだけ気になることが。意志をもつ重要性は認識しているつもりだけれど、誰しもが常に持ち続けられているかというと、どうもそういう風にはみえない。
ここでの話で最も重要なのは悲観主義であるか楽観主義であるかというよりは、常に意志を持ち続けるということではないのだろうか。
「意志の継続」こそ最も人が意識しなければいけないことなんじゃないかと思うのだけど、それに誰しもが一切触れていないというのがなんとも。。人はロボットじゃないんだ。上がり下がりが必ず存在する。そういった窮地に陥った時、自己を統制できない或いは周りの力をうまく借りれない奴は消えていくんだ。
何はともあれ、継続は最強だ。最強だよ。