うまくいっている会社とそうでない会社の違い(中小企業編)

まず、うまくいっている会社は外部、内部要因含め、様々な要因が絡み合っての好業績であり、一概にビジネスモデルがよかったからとか、経営者が優秀だからと簡単に論じることは中小企業であっても出来ないと思います。ただ、あえて一つ挙げるならば、会計税務が詳しいわけでもないにせよ数値管理に強いトップが多いという印象はあります。具体的にいうと、本業は営業だが、月毎の売上、粗利、営業利益がどれくらいか経営者自身がざっくりではあるが把握できている。2,3か月前から決算がどれくらいの数値になるかを逆算して決算時点での節税対策などに余念がないなどなど。傍から当たり前ではないか?と思われる話かもしれませんが、これが結構出来ていない経営者は多いです。特に日毎月毎の売上、粗利などがどれくらいかを全く把握できていない経営者は意外に多いです。

一方、うまくいってない会社の特徴をいうと、これが怖いぐらいに特徴が一致します。
①経営者自身がそこそこでいいという考え方
中小企業はトップ次第で決まる部分が非常に多く、経営者自身が”そこそこでいい”という考えで働いていると、従業員にもそういった思考であることを見透かされてしまい、必然的に社内にぬるい雰囲気が生まれやすいです。これは組織全体に悪影響を及ぼしてしまうので非常にまずいです。
②数値管理に弱い、仕事にズボラ
うまくいっていない会社は数値管理に弱く、日毎、月毎の数値管理、資金繰りが全く把握できていないことが非常に多いです。所謂、会社自体がその日暮らし、自転車操業的な働き方になってしまっているということですね。何か月もB/S、P/Lがわからない状況であることを気にも留めないという方も中にはいらっしゃいます。信じられない話かもしれませんが。。
③自己中、嘘をつく
会社のことよりも、自分自身の給料、生活のことをまず第一に考える、そんな自己中心的な経営者は経営者として失格です。会社あってこその経営者であることを自覚できていない時点で問題です。こういう経営者の場合、金融機関との約束も平気で破ってしまうことが多いです。

いかがでしたしょうか。まとめるとなんだか当たり前のことばかりではないか?という印象を受ける方もいらっしゃるかもしれませんが、これが意外や意外、出来ていない方が多いのです。うまくいっていないと、ビジネスモデルがとか商品がとかどうしても目につきやすいことばかり考えてしまいがちですが、まずは当たり前にやるべきことをしっかりと出来ているか?自分自身を深く見つめることが大事です。

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