「500日のサマー」を鑑賞。
アメリカ映画らしいハッピーラブストーリー的なものかな?と勝手に思っていたのですが、予想と違って、青いというか苦々しさというか甘酢っぱさで一杯な青春映画で、個人的にやられました。。物語も音楽も文句なし。素晴らしいです。途中、やたらバックミュージックの使い方とか見せ方がやけにうまいなー・・と思っていたのですが、後で調べたみたら、監督さんが元々ミュージックビデオの監督だったそうで、そっちのプロだったんだなと。ミュージックビデオの監督から映画監督というと、個人的にはミシェルゴンドリーのようなスーパー奇天烈な監督ぐらいしか思いつきませんが、ゴンドリーと比べると、物語もきっちり構築できてるかなーと。ま、ゴンドリーの場合は元々の映画の設定がおかしなものばかりなので、必然的に物語の必要性が薄いといえるかもしれませんが。。
それはさておき、本当に素晴らしい映画です。個人的には主人公のトムのとある場面(会社の打ち合わせにて)での独白が胸につきささりました。これは言ってしまうとネタバレになってしまうので書きませんが、もう本当にその通りだよなと。設定では、トムは恋愛に関して理想というかこうあるべきみたいな幻想を抱いていているのに対して、ガールフレンドのサマーは色々経験してきたせいかやたらと覚めた恋愛観で、極めて現実主義者となっていますが、トムはその通りだと思いますが、サマーはちょっと違うような気もします。××のきっかけが映画では明確に描かれていませんが、サマーには何かしらはっきりとした理由があるのではないかなと個人的には思いました。そういう見せ方をしていたように思いますし。。まあ、多くの男性にとっては理解不可能な理由だろうとは思いますが・・苦笑。そういう意味で、オチも含めて終始男性目線でのラブストーリーな映画といえるのではないかと思います。オススメ!