500日のサマー

「500日のサマー」を鑑賞。
アメリカ映画らしいハッピーラブストーリー的なものかな?と勝手に思っていたのですが、予想と違って、青いというか苦々しさというか甘酢っぱさで一杯な青春映画で、個人的にやられました。。物語も音楽も文句なし。素晴らしいです。途中、やたらバックミュージックの使い方とか見せ方がやけにうまいなー・・と思っていたのですが、後で調べたみたら、監督さんが元々ミュージックビデオの監督だったそうで、そっちのプロだったんだなと。ミュージックビデオの監督から映画監督というと、個人的にはミシェルゴンドリーのようなスーパー奇天烈な監督ぐらいしか思いつきませんが、ゴンドリーと比べると、物語もきっちり構築できてるかなーと。ま、ゴンドリーの場合は元々の映画の設定がおかしなものばかりなので、必然的に物語の必要性が薄いといえるかもしれませんが。。

それはさておき、本当に素晴らしい映画です。個人的には主人公のトムのとある場面(会社の打ち合わせにて)での独白が胸につきささりました。これは言ってしまうとネタバレになってしまうので書きませんが、もう本当にその通りだよなと。設定では、トムは恋愛に関して理想というかこうあるべきみたいな幻想を抱いていているのに対して、ガールフレンドのサマーは色々経験してきたせいかやたらと覚めた恋愛観で、極めて現実主義者となっていますが、トムはその通りだと思いますが、サマーはちょっと違うような気もします。××のきっかけが映画では明確に描かれていませんが、サマーには何かしらはっきりとした理由があるのではないかなと個人的には思いました。そういう見せ方をしていたように思いますし。。まあ、多くの男性にとっては理解不可能な理由だろうとは思いますが・・苦笑。そういう意味で、オチも含めて終始男性目線でのラブストーリーな映画といえるのではないかと思います。オススメ!

(500)日のサマー [DVD]

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結婚

小中高と同じ環境で過した従兄弟が結婚した―ここ最近流行している?所謂、できちゃった結婚なのだけど、なんだかその話を初めて聞いた時に「できちゃった」がどうとかどうでもよくて、普通に「幸せ」になってほしいなーと思った。経緯とか過程とかどうでもいいじゃんね。最終的にうまくいけばいいじゃんてなわけで。色々環境とか経済的なこととかきついとは思うけど(おまえが言える台詞か!)、
一人でなく二人でもなく、三人!で頑張っていけるわけだから、なんとかなるんじゃないかなと。。

僕は想像つかないなあ。結婚とか。そもそもつきあったことがないからなwカップルを見ていて、いつも思うことでもあるのだけど、恋人特有のあの距離感ってなんかいいよね。切り取りたいなーって思ってしまう。

そういえば、この前下北の駅で朝帰り?の若いカップルがベンチでくるまるように眠りこくっていた。なんかその姿が仲睦まじくてほほえましく感じられて、いいないいなー写真撮ろうかなーって思ってしまったのだけれど、流石に隠し撮りはちょっとね。。

それはともかく、恋人って距離感もそうだけど、もうひとつ特有な面があるよね。なんでも打ち明けられるというか共有というか。二人で頑張っていく!て、どうなんだろな。僕はわからないし、今後もわかりそうもない。ああ、SEXしたいとか思うことももちろんあるけれど、多分そんなはまらないような気がする。

ああ、僕はいつまでこの呪縛に縛られつづけるのだろうか。エロ本とかエロビデオとか青年誌とか女性誌とかネットとか公開しすぎだろ。確かに知識を得られて、いざということきに参考になるかもしれないけれど、もっとさあ個々人に任せたらというか。所詮、個人の嗜みでしょうが。何故にここまで公開されて、こうあるべき!みたいな道が用意されてるか理解に苦しむ。

それにしても酷い文章だ。支離滅裂すぎる。

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バス代

恋人の距離感って、独特だよなーとつくづく思います。そこにしかないというか。

家帰れなくて、二人で漫喫に泊まったとき、もう疲れた僕が眠ろうかなーと思ったら、
「怖いビデオ見ましょー!」なんていうから、うっかり二人で見ちまったわけ。

「ジュオン」だったかな。。

しかも、ヘッドホンが一つしかないから、今まで以上に密接して二人で見たわけ。もうそれだけでクラクラしちゃいそうなもんだけれど、その上、怖い場面が近づいたら、女の子が僕の体にちょこちょこ触り始めてもう鼻血出るかと思った。エロ本とかエロビデオとか見たわけでもないのに、気がつけば勃起しちゃってるし、このまま勢いで襲っちゃえばー!な場面じゃん!と誰もが思うかもしれないけど、当時はそんなこともなく、「こいつは奴にひとめぼれしてるんだよなあ。。」とか「なんかずるい!」とか「これが恋人の距離感なのかなあ。。」なんて、勃起してる癖して妙に頭ん中は冷静だったっけ。

ほんと、あの子はかわいくて元気でおもしろくて、僕はただただ酷く盲目的に彼女を求めただけで、彼女に対する優しさが皆無だった。

いつかの帰りのバス停で、奴が酔っ払った彼女を気遣ってバス代分を彼女に差し出した瞬間が忘れられない。

その瞬間は明後日の方向を向いて、気づかない振りしたけれど、帰り際、無性に悲しくなったよ。

優しさがこれっぽっちもない自分と、どうしようもないほどの奴に対する敗北感と。

いつか、今度はバス代を、すっと差し出せたら。

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