庭ができました

銀色夏生の実録、我が家の庭制作写真集といったところでしょうか。
その名の通り、何もないむき出しの更地から庭が形どられていくまでの過程を300枚以上!の写真でひたすら綴った作品。最初の何もない更地が少しずつ少しずつ変化していく過程がなんともたまらないです。眺めているだけで楽しいのですよ♪
ただ、初期はどうも人工的というか、作られた感が否めない部分もありますけどね。でも、それも一年で自然な庭に…(実際に見たわけではないけど)。
いやあ、自然って素晴らしい!あんな庭がある家に住みたいな~と素で思ってしまいました。。
個人的希望としては、この続きをウェブでも新たな写真集でもいいので見たいところです。無理だろうけど…。
最後に気になった花をいくつか紹介。時計草、ヒメツルソバ、バナナの木辺りが個人的にお気に入り。
ヒメツルソバはかなりツボ。綺麗ですねー。それにしても、著者の徹底ぶりには驚く限り。何気にコンクリに石だったり、貝を敷き詰めたりするのはいいなと思います。

庭ができました (角川文庫)
銀色 夏生
角川書店
売り上げランキング: 595,065

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死―宮崎学写真集

図書館にて読みました。なかなか興味深いです。
これが「自然の死」なんだなと。人の「終息してしまう死」と異なって、「自然の死」は新しいものを生み出すか引き継がれていく。決して消えてなくなることはない。狸や狐やハエや蛆虫やあらゆるものに明示的ではないかもしれないがひっそりと受け継がれていく。それが自然の摂理であって、最も美しいあるべき死の形なのではないかと思った。残念ながら、人はその道を汚らわしく思っているけれど。

死―宮崎学写真集

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「PartialWorks」 Sulumi

Sulumiの曲は以前にも聴いた事があって、あれは確か日中合作のV.Aだったと思うのですけど、その中でもSulumiはとりわけ良い印象を抱いたアーチストの一人でした。

今回、改めて二つのアルバムを聞いてみて思うのは、やはりレベルが高いなーということと、もっと評価されていい&売れていいんじゃないかなーということ。

とりあえず、チップチューン好きorAphextwin好きな人(レーベルでいうと、Reflexとかromzとか18頭身辺りが好きな人かな?)は購入するべきかと。チップチューンというかゲーム音楽な人はStereoChocolateを聞いて、Nanoloop使いまくり!のSulumiを体感すればいいと思うし、普通にテクノ・エレクトロニカを聞きたい人はPartialWorksを聞けばいいのかなと。

それにしても、Sterochocolateが全てNanoloopによって創られたという事実には驚愕しますね…。本当に3和音でここまで多彩な表現ができるのか?とか思わずにはいられないですよ。。

そういう意味でも、StereoChocolateは外せないアルバムなのかもしれないですね。もちろん、PartialWorksも名作だとは思いますけど:)

それはそうと、個人的にはNanoloopOnlyのライブってどんなん?みたいな興味が単純にあったりします。というか、厳密に言うとチップチューンのノリってのに興味があるのかも。

Visit Partial works (remix)

Sulumi Stereo Chocolate

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フォトグラフィカ (Vol.05(2006winter))

購入。風景写真とか色々。季刊誌らしいけど、この濃さはいいと思う。バックナンバーも欲しいかもと思った。

内容として楽しめたコンテンツは特集2、3かな。今回は風景写真にフォーカスしてたようで、色々と参考になりそうな点があり、勉強になった。それぞれの写真家さんの風景写真の考え方なども興味深かったです。そういう風な考え方があるんだーみたいな。浅いですね、僕(汗)。とりあえず、サイモンノーフォークと畠山直孝さんの写真集は手に入れたいなと強く感じました。他に気になったところといえば、ヒマナイヌ社のHowdy?ですね。lifesliceといった企画も斬新でしたが、Howdy?も新しいカメラの面白さを提示してくれそうで、発売された暁にはなんとしてでも手に入れたいと思いました。

ホンマタカシさんの郊外についての記述と金村修さんの記事が興味深い。

ロンドンに行っているとき、
自分で「iD」の仕事以外にもテーマを持って撮影をしていて、女装してクラブに行く「トランスフェスタ」に集まる人を撮ったんだ。それをまとめて「iD」のADに見せたら、「写真としてはいいけれど、こういう写真はイギリス人が撮っている。日本人のお前が撮る意味はあるのか」と言われたんだ。

「看板が入ると時代が特定されるから嫌だ」
時代が特定されるかもしれないということと、時代を写そうとすることは違う。

意図的に記録性を持たすか、時代を抹消するか。大半の写真は記録性を含んでいるとは思うのだけれど。時代が完全に抹消された写真って、存在しうる?

PhotoGRAPHICA[フォトグラフィカ]vol.05 2006-Winter

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クイックジャパン(Vol.66)

クイックジャパン(Vol.66)なんですが、今回は劇団ひとりとNHK教育TVの特集でした。まだ全部読みきれてないですが、個人的に気になったコンテンツでもご紹介。 

まずは赤犬のアキラさんのコーナー。なんと!今回はノイズレーベルを運営している中学生!にインタビューというか、突撃取材。これまた、やっぱり、中学生でそんなぶっ飛んだことしてるだけはあって、受け答えも飄々としてて面白いです。また、ノイズに対する思いと言うか、音に対する好奇心もちらっと出てて、その年でそれって凄いなぁというか、ただただ驚愕。将来有望なアーチストですねー。

お次は劇団ひとり単独インタビュー。あまり劇団ひとりについて詳しい方ではないですけど、まあ面白いなぁと。個人的に受けたのはお勧めの本が自己啓発シリーズ総ナメな件。読んでてわかるんですけど、劇団ひとりは強烈なまでにマニュアルジャンキーなんじゃないかと。その、マニュアルを積み重ねて色々と創意工夫した後に今の劇団ひとりが生まれたのかな?なんて思ったり。後は人間観察好きなのかなぁ。自己啓発の内容よりは寧ろ著者に強い関心を寄せている事からも、そんな気がします。

さてさて、次はNHK教育TV特集です!ここ最近ピタゴラスイッチなどで脚光を浴びつつある、NHK教育TVですが、かなり濃い特集になってます。「ピタゴラスイッチ」から「にほんごであそぼ」、その他、現在放送されているTV番組のガイドつきと盛りだくさんの内容。「さわやか三組」やら「中学生日記」が未だに放映されてるのがなんとも言えない懐かしさを感じます。今の小学生も道徳の時間なんかできっと見てるんだよなぁとか思いつつ、久しぶりにTV番組を見たい欲求に駆られましたよ。これは永久保存版かも。

そのほかに、SF特集として、筒井康隆と菊池成孔の対談があったり、アーチストのitunesプレイリスト拝見コーナーやら、ピエール瀧と板尾さんがゴッホをネタに対談してたりと、かなりの面白さ。まだまだ読みきれてないですけど、ひとまずここまで。

クイックジャパン (Vol.66)

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スティーブ・ジョブズ-偶像復活

コンピュータ、映画、音楽と3つの産業に革命を起こしたスティーブ・ジョブズの半生を描いた非公認ノンフィクション本。
Apple設立に始まり、pixar社買収、itunes,ipodブームまでに至る道程はとんでもなく波乱万丈で、なかなか常人には理解し難いエキセントリックなエピソード満載でかなり楽しめる作品。ただ、実際は楽しんで!というよりは「壮絶」の一言が一番似合っているけれど。ジョブス自身、何もかも思い通りにはうまくいってはいない。寧ろ、8割が大失敗で残り2割くらいが辛うじて成功したといえるんじゃないかな。もちろん、それら一連の結果は偶然の産物かと言えばそうではなくて、全てはジョブズの強く熱い決して折れない意志が良くも悪くも周囲を動かし引き寄せたものなのだと思う。ただただ、その過程は激しく「矛盾」に満ちていて僕のような凡人には理解し難い。何故そこまで強く熱い意志を保ち続けられるのかと。何故そこまでデザインに拘るのかと。最後に本書を読んで気に入ったフレーズを引用したいと思います。

「デザインというのは面白い言葉だ。外観のことだと思う人もいる。本当はもっと深いもの、
その製品がどのように動くかということなんだ。いいデザインをしようと思えば、まず『真に理解する』必要がある。それが何なのか。心で掴む必要があるんだ」

「何かを真に理解するためには、全身全霊で打ち込む必要がある……そこまでのことをする人は滅多にいない」

「失敗を恐れずトライする限り、アーティストなんだ。ディランもピカソもチャレンジし続けた人物だ。」

「僕にとってはアップルの件がそうだったんだ。もちろん、失敗なんかしたくないさ。アップルがどれほどひどい状況にあるのかは、知らなかったけど、それでも(実権のない特別顧問としてであれ、アップルに戻る事に)『イエス』と言う前に考えなければならないことが山ほどあった。家族への影響や、自分に対する世の中の評価への影響なんかもね。でも結局、そんなことはどうでもいいことに気付いたんだ。だって、
これこそが、自分がやりたいことだったんだから。ベストを尽くして失敗したら…ベストを尽くしたってことさ。」

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

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気配りのツボ

20~30分で読めます。流し読み&立ち読み推奨。
これといって目新しいものはないように思います。どこかで絶賛してあって、興味本位で読んでみたのですけど、個人的にはちょっと期待はずれな印象を受けました。まあ内容は至ってシンプルに作られていて、わかりやすいといえばわかりやすいかな。
とはいえ、気配り力0(汗)な僕にとっては気になる点もあったり。これが自然に出来れば苦労しないんですけど(笑)。習慣であったり、性格などはそう簡単には変えられないですからね。まあ、僕の場合は遠慮というか、ちょっと躊躇うというかね。。それにしても1200円という価格は正直どうかと思うが。 ということで、立ち読みついでの覚書。

お願いする
ありのままに話す
ありがとうメール
なるべく顔を出す
語尾にクエスチョン?
プレゼント上手

気くばりのツボ (Sanctuary books)

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目の玉の日記

小林よしのりというと、今では「右翼」とカテゴライズする人がほとんどではないだろうか。
それもこれもかの有名な「ゴーマニズム宣言」の影響だろう。
今では全く読まなくなってしまったのだけど、個人的にはあれはあれで読む価値は大いにあると思う。まあ、全肯定とはいかないけどね。
話がそれた。本書は白内障にかかってしまった小林よしのりが描く実録闘病日記であり、ゴーマニズムのそれとはジャンルが全く異なる。つまりはギャグ漫画だ。漫画家という職業柄、目は何よりも重要なものであり、闘病日記の中でもかなりその点については触れ、失明への恐怖を終始触れており、揺れ動く心境が読み取れる。だが、しかしだ!本書は真っ当なギャグ漫画だ(ここ大事ww)。
読んでて気持ちが塞ぐといった心境になることはありえないので、気分転換に読んでみるのもいいかもしれない。意外や意外、年配の方に好評な気もする。
*若い人は自分の体など気にもしないからね。というわけで、結構面白いです。
小林よしのりはこれからも様々な病気にぜひ!かかって「闘病漫画」という新たなジャンルを切り開くべきなのではないかなどと個人的に思った次第。

小林よしのり 目の玉日記

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illustration No.163

illustration No.163を購入。
その名の通り、イラストの雑誌です。様々な分野で活動するイラストレーターの動向に加え、最近のイラストレーション事情などについても書かれています。

今号では、独特なタッチが目を引く福田利之さんの特集に加え、大阪のイラストレーション事情について特集されています。例えば、FM802のアートプロジェクトでもあるdigmeout(個人的に好きだったりする)など。大阪独特の文化が影響してか個性豐かな作品が多くてかなり楽しめます。その他にも、ビジネスとしてのイラストレーションの現場、もしくはそこで従事する人などについて触れていたり、誌上コンペが開催されていたりとイラストレーションについて知るにはこれ一冊で十分なのではないか?と思わずにはいられないです。もちろん、今回が初めての購読ですので詳しいことはわからないのですけど。

それにしても、福田利之さんの絵はいいですね。やわらかくて、色がちょっとぶつぶつしているようで、どこか古くさい印象を受けてしまうのですが、それはそれで福田さんの絵の魅力ともいえそうです。その他にも、川村淳平さん、池田孝友さん、大竹伸朗さんの絵が印象に残ったかな。引き続き、購読したいですねー。

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カメラ日和Vol.10

カメラ日和Vol.10を購入。
今回はlomo特集です。うわーこれは好きな人にはたまらない企画なんではないでしょうか。残念ながら、僕はlomo所持してませんけれど、やっぱり憧れますねー。写真のちょっとぼけた感じとか色合いとか、なんか惹かれるものがあります。でも、ま、実際、この目で見たわけではないのでなんともいえないところはありますけど。というか、それなりな写真は結構色々と小道具用いてますなーとか思ったりもしますね。当然といえば当然ですけど。。

とはいえ、デジカメやら一眼と比べたら、遥かに手を出しやすいのは間違いないわけで、いつかは購入してみたいカメラではありますねー。余談ですが、今回(といっても前号は見てないですけど)はやたらと色々なカメラが紹介されているように思いました(Fisheye2とかRolleiflexとか)。今は新品よりも中古カメラやとかあさるべきなのかもしれないですね(よさげなカメラを発見できるかも)。

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