写真集の愉しみ

1920~2000年を代表する日本の写真家(総勢20人!)及び写真集を飯沢耕太郎独自のチョイスで紹介するという企画。構成としては、各々の写真家の生涯とともに時代背景を含めた記述、また、代表的な写真紹介及び写真文化の流れといったものになっています。写真に詳しくない人でも比較的楽しめるのではないかと思います。残念な点としては、紹介されている写真が白黒写真であることとサイズが小さめであることですかね。その他については特に不満はないです。

個人的な感想としては、僕はドキュメンタリーやリアリズムについてはそんなに興味があるわけではなく、寧ろ前近代的な、非常に感覚的な写真に興味があるんだなーと気づきました。
もしくは私写真ですかね。個人的オススメは小石清、安井仲治、奈良原一高、古屋誠一、荒木経惟辺りですか。なんとか実際の資料を見たいところですね:)

写真集の愉しみ
写真集の愉しみ
posted with amazlet at 14.11.16
飯沢 耕太郎
朝日新聞社
売り上げランキング: 1,169,986

Read More

Camerapeople

100人による100枚の写真集、インタビュー、撮影にまつわるちょっとしたTipsという構成。
やはり、目玉は100人による100枚の写真ですかね。それぞれ撮り方や目の付け所がみな異なっていて、それをひとつひとつ確認するだけでも十分楽しめる作品なんじゃないかと。
これ見て再確認というか改めて僕の嗜好が明らかに(笑)。風景もいいけど、やっぱり人だなーとそう強く思いました。森さんの写真好きだし、022とか052の写真とかいいなあいいなあ…なんて(笑)。人を撮るっていいなあ。

カメラピープル

Read More

死―宮崎学写真集

図書館にて読みました。なかなか興味深いです。
これが「自然の死」なんだなと。人の「終息してしまう死」と異なって、「自然の死」は新しいものを生み出すか引き継がれていく。決して消えてなくなることはない。狸や狐やハエや蛆虫やあらゆるものに明示的ではないかもしれないがひっそりと受け継がれていく。それが自然の摂理であって、最も美しいあるべき死の形なのではないかと思った。残念ながら、人はその道を汚らわしく思っているけれど。

死―宮崎学写真集

Read More